ピグマリオン「2歳児のさんすう」を手作り|遊びながら数のセンスをつける

ピグマリオン 2歳児のさんすう ブログ 手作りで教材を作る 数量感を養う 数遊び

プチポワ

こんにちは、プチポワです。

先取りの知育よりも、子どもが本来持っている感性を伸ばすことや、成長過程それぞれのタイミングで楽しめることを大切にしたいと思っています。

かく言うわたし自身は、公文式ガチ勢で公文に通っている子ども特有の計算スピードと何学年もの先取りを武器にしていた過去があります。

当時は公文での基礎作りがありがたかったのですが、ここ数年で論理的思考が重視される流れに変わってきていることや、AI技術の発達もあり、単純な計算力や先取り学習は、もうあまり意味をなさないのではないかと思っています。

とは言え、算数や数学の能力は国語力と同じくらい大事。

先取りの知育や教えられて身につけるスタイルの算数ではなく、数字や図形とじっくり向き合えて、しかも楽しみながらできる教材がないだろうかと探している中で見つけたのがピグマリオンの「2歳児のさんすう」でした。

家庭学習教材なのですが、約15,000円とちょっとお高い。

数をかたまりとして捉える「数量感」などのピグマリオンの考え方は、数ある算数教育の中でもやや独特なので、まずはピグマリオンの本を購入して、手作り教材で向き不向きを試してみることにしました。

今回はその様子を紹介します。

ピグマリオンとは

ピグマリオンは、詰め込みや暗記など「教える」教育ではなく、子どもが自発的に学ぶことを促す算数の家庭学習教材です。

後伸びする算数の力をつけるために、2〜5歳で次の4つの能力が身につくことを目指しています。

  • 数論理能力(1〜100の数理解)
  • 指先調整能力(指先の器用さ)
  • 図形形態能力(図形能力)
  • 空間位置把握能力(位置をとらえる能力)

ゲーム感覚で楽しく進めていく教材が多いのが特徴です。

数論理能力については、「数量感」という数をかたまりとして捉える習慣を身につけます。

将来的にたし算やひき算をするときに、指折り数を数えて計算するのではなく、頭の中に数のイメージを思い浮かべながら計算することにつながるそう。(そのために、マヌーカステンという聞き慣れない教材を使うのだとか)

また、とにかく指先を動かすことを重視しています。

ピグマリオンの代表の方が「指先が動かない=頭が動かない」と言い切っています。

2歳児で箸で大豆をつかめるレベルの器用さが理想だそうで、教材の中にも指先を使ったアナログなものがたくさん。

ですが、子どもそれぞれの発達具合に合わせて進めていく教材なので、「この月齢だからこれができて当然」などという偏った考えはありません。

「2歳児のさんすう」についても、2歳前半で始めてみて早いようであれば、2歳7ヶ月を過ぎた頃にもう一度始めてみるなどの公式アドバイスも。

個人的には、

  • 楽しみながら数と向き合えそうな点
  • 全課程を通して、流行りのタブレット式学習ではなく、指先を使うことを意識したアナログ教材である点
  • いわゆる先取り学習ではない点
  • 数字のセンスがつきそうな点

に好感を持って、お家学習(遊び?)に取り入れてみたいと思うようになりました。

2歳児のさんすうのセット内容と身につくこと

2歳児のさんすうセットは、ピグマリオンが重視する4つの能力のうち、数論理能力の入り口になる教材セットです。

価格やセット内容

  • 価格:14,960円(税込)
  • 対象年齢:2歳〜3歳
  • セット内容:「2歳児のさんすう」本、親子カード、お魚釣りゲーム、ウッディブロック、競争ゲーム、ドット棒、幾何学能力育成用の点描写用プリント、マヌーカステン

より詳しい教具の説明はこちら

何が身につくの?

2歳児のさんすうは、次の5つのステップで構成されています。

  • 1〜3の数理解
  • 1〜5の数理解
  • 1〜5のたし算
  • 1〜5のひき算
  • 1〜12の数理解

しっかり身についたタイミングで次のステップに進めていきます。

この5つのステップのうち第一段階の1〜3の数理解でつまずく人が多いのではないかと思います。

2歳児って、「1」と「2」は理解できても、3以上の数になると全部まとめて「たくさん!」と分類しちゃいませんか?

逆に、1〜3をピグマリオン式の数のかたまりとして捉えられたら、その先はスムーズに進める可能性が高そう。

ということで、2歳9ヶ月の息子と一緒に、まずは第一段階「1〜3の数理解」をピグマリオン式でできるかどうか実験することにしました。

教材を手作りしました

2歳児のさんすうの進め方や教材の使い方など大事な情報は全てこちらの本に書いてあります。


本は単品購入も可能なのですが、本屋さんなどの市場には出回っていません。

わたしが調べた限りでは、ヤフーかメルカリで購入している人が多いイメージです。

わたしは中古の美品をメルカリで2,400円で購入しました。

こちらの本の中には、教具を作るためのイラストも付いています。

それらを活用すれば、ほぼ家にあるもので教材を揃えることが可能。

セット教材を買うのは手っ取り早いですが、初期投資をすることによって子どもの適性お構いなしの「使わなきゃ・・!」というプレッシャーを感じたくなかったので、まずは第一段階の教材をコスト2,000円台で手作りしました。

プチポワ

これくらいの出費なら、子どもに向いてなかったとしても「お試しでした!」とスパッとやめられるよね!

買ったものと費用

わたしが2歳児のさんすうを始めるにあたって購入したものと費用は次のとおりです。

買ったもの 費用
本「2歳児のさんすう」 2,400円
魚釣りゲーム用のマグネット 110円
その他:コピー代 100円
計 2,610円

これ以外は、家にあったものを使いました。

使ったものはこんな感じです。

ハサミ、のり、テープ、水性ペン、クレヨン、割り箸、毛糸、洗濯ばさみ、くもん出版の図形キューブつみき、ラミネーター

子どもと工作感覚で教材を手作り

2歳児のさんすう本に載っているイラストはどれも白黒。

本にもクーピーや水性ペンで色付けして使うように書かれているので、一部は子どもと色塗りをしながら作ってみました。

競争ゲーム(すごろく)のサイコロは、子どもに展開図を見せながら作成せよ、という指示もあったので、展開図を見せつつのり付けを子どもにやってもらいました。

息子はでんぷんのりが大好きなので、厚紙に展開図を貼り付ける作業が楽しそう。

絵数カード、魚つりゲーム、洗濯ばさみゲーム用の用紙は、わが家の場合、厚紙でもすぐにボロボロになりそうなので、家にあるラミネーターで丈夫に加工。



ウッディブロックはもともと持っていたくもん出版の図形キューブつみきで代用。

積めるものならなんでも良いと思います。

第一段階の1〜3の数認識で必要な教材は、こんな感じでなんとか揃えることができました!

100均の収納用ボックスに入れると、数遊びセットの出来上がり!

買うよりも、子どもと手作りすると味も出るし、作ること自体が遊びになるので個人的には手作りしてよかったと思っています。

プチポワ

ちなみに、本教材作成のためにカッターでイラストのページを切断したよ。
本を切るのが惜しいという方もいるかもしれませんが、教材を準備する時間の短縮になったので、この方法でよかったと思ってます!

【レビュー】遊びながら1〜3の数の認識ができるようになるか実験中

まずは、2歳児のさんすうのファーストステップの1〜3の数認識をやっています。

「1」「2」の概念がわかってきたタイミングで始めたので、数遊びをしていても「1」「2」はスムーズ。

「3」は、数をパッと見たときに「さん」や「みっつ」という言葉がなかなか出てきません。

ですが、サイコロで3の目が出たら3つブロックを積んだりすることはできているので、頭の中では理解できてきているのかもしれません。

しばらく遊んでみて、数字に対する反応がどう変わっていくか様子を見ていこうと思っています。

実際に2歳児とやってみて感じた2歳児のさんすうの良いところは次の3つです。

アナログゲームを楽しむ感覚で数遊びが出来る

我が家では、ピグマリオンを始める前からアナログゲームを楽しんでいます。

関連記事:【2歳・3歳向け】初めてのアナログゲームにはテディメモリーがおすすめ

2歳児のさんすうは、アナログゲームの延長という感じで、息子も違和感なく遊び始められました。

特に、魚つりゲームはどハマりしています。

2匹や3匹まとめて魚を釣ってみる、私と釣れる数を競争してみるなど、かなり数の認識の訓練になっていそう。

マグネットとクリップで釣り堀を作るという超アナログな方法ですが、「たったこれだけでこんなに子どもは楽しめるのか!」と驚き。

今まで買ってきたおもちゃの数々は一体・・と思ってしまうほどです。

すごろくは、サイコロの出た目の数を進めるのがまだまだ怪しいですが、着実に遊びになっています。

コマを進めるのは、数量感を養うだけでなく、後々目盛を読んだりする練習にもなるそう。

「うさぎに洗濯ばさみの耳をつける」「りんごに洗濯ばさみのヘタをつける」という洗濯ばさみもゲームもなかなか楽しそう。

どれも、指先を使う遊びをしながら、1〜3の数を認識するワークになっているのがピグマリオンらしいです。

日常の色んな場面でピグマリオンを取り入れられる

2歳児のさんすうを読み込み、それぞれの遊びの狙いをおさえておくことで、日常の色んな場面で応用することができます。

公園遊び中に、タンポポの花をパッと出し「何本?」と聞いたり、歯磨き後に口をゆすぐときに「今日は3回ね!」と言ってみたり。

階段を登り降りするときに段数を数えたり、湯船に浸かって数を数えるのも、数量を体感できるのでとっても良いのだそう。

子どもに向いていればステップアップしていけるのが良い

まだ2歳児のさんすうの第一段階ですが、子どもが3までの数をピグマリオン式で理解し、子どもも自分も楽しんでいけそうだと思えば、引き続き2歳児のさんすうを進めていきたいと思っています。

2歳児のさんすうが終われば、第一グレードにレベルアップすることも視野に入れています。

第一グレード以降は、2歳児のさんすうのように本だけ買って教材は手作りという方法はできないようなので、正規購入をすることを前提に、ピグマリオンの向き不向きを確認しているところです。

まとめ

ピグマリオンが気になるという方は多いと思います。

2歳児のさんすうは、遊び要素が大きいので、使いこなすことができればお家遊びの柱の一つとしても使えそうな教材ばかり。

ただ、「数量感」という独特な数の捉え方だったり、かなりアナログな教材だったり・・と好みも分かれそうなところ。

なので、ぜひまずは本を熟読して、第一段階だけでも手作りで始められることをおすすめします。

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