フランス宛てのEMS(国際スピード便)が届かないときの原因と対処法

プチポワ

こんにちは、フランスで生活中のプチポワです!

フランスに住み始めて、日本からフランスに国際郵便を送ってもらう機会が増えました。

日本からフランスへ荷物を送るときの方法は、EMS(国際スピード便)、通常の航空便、船便など複数の選択肢があります。

EMSは航空便や船便に比べて送料は割高ですが、日本からフランスまで最短2日で届くスピーディーさと追跡番号がある安心感から、私は一番多く利用しています。

日本から我が家までは、EMSであればだいたい3〜4日で荷物が到着するのですが、税関や配達局で止められ、受け取りまでに10日間かかったこともありました。

EMSで日本から送られた荷物は、フランス国内ではクロノポスト(Chronopost)というフランスの郵便局ラ・ポスト(La poste)の子会社に引き継がれます。荷物がフランスに入国したあとに何かトラブルがあったときは、このクロノポストとやり取りをすることになります。

この記事では、フランス宛てのEMSがなかなか届かなかったときの原因やクロノポストとのやりとりの流れを紹介していきます。

EMSで荷物を出したけれど、何日間も追跡情報が更新されないという方はぜひ一読してみてください。

そもそもクロノポストってどんな会社?

クロノポストはフランスの郵便局ラ・ポストの子会社です。

国内便・国際便ともに速さを売りにしていて、日本からのEMSもフランス到着後はクロノポストが宅配を担当します。

配達日には、SMSで配達時間帯を知らせてくれます。都合が悪い場合には別の日に変更も可能です。この点についてはフランスにしては便利だなと思っています。

ただ、フランス国内での評判はとっても悪いです。家にいるのに不在扱いにされて荷物を届けてくれない、荷物の扱いが雑など様々な悪評があります。

クロノポストを利用したくないために日本からフランスへの荷物をEMSで送らないという友人もいるほどです。

私が住んでいる地域は比較的クロノポストのクオリティーが悪くないと感じているため我が家はEMSを利用しています。

「通関手続中」が何日も続く|税関のランダムチェックに引っかかっていた

日本からフランスに送ってもらったEMSが税関のランダムチェックに引っかかり、受け取りまでに10日間かかったときのケースを紹介します。

税関では、海外から送られてきた荷物をランダムに選んで荷物の中身に問題がないことや、インボイスの記載内容とずれがないかなどをチェックしているようです。

私がランダムチェックに引っかかったケースでは、日本からフランスの税関に荷物が到着後「通関手続中」という表示が2日間続きました。

税関で何か問題があったのかなと心配していたところ、クロノポストから次のSMSが届きました。

荷物を早く受け取るために追加でインボイス(facture pro forma)を提出してくださいという趣旨のメッセージです。

早速必要事項を記入して指定されたアドレスへ送りました。書類の記入はこんな感じです。

インボイスを提出したもののちゃんと受け取ってもらえているのか不安だったのと、ここから何日で受け取れるのかを知りたかったのでクロノポストのコールセンターへ連絡してみました。

オペレーターに追跡番号、電話番号、メールアドレスを伝えると「インボイスの書類は届いていますよ」と回答があり、すぐに受領メールを送ってくれました。

書類提出から通常3〜7営業日で配達されるとのことでした。

急ぎの荷物だということを伝えた効果があったのかはわかりませんが、私は書類提出から最短の3営業日後に受け取ることができました。関税もかかりませんでした。

ちなみに、追加書類が必要になった理由がランダムチェックに引っかかったからと教えてくれたのもこのコールセンターの人。

正直、それまでは追加書類が必要な理由も、配達までにかかる日数もわからなかったので「本当に届くの?がっつり関税取られるんじゃないの?!」と不安で仕方なかったです。

「配達局で保留」が何日も続く|配達先の情報不足が原因だった

日本からのEMSがフランス到着後にクロノポストの配達局(受取人最寄りのクロノポストの配送センター)で1週間保留になっていたこともありました。

日本の友人がサプライズで送ってくれた小包だったのですが、1週間も日本の郵便局の追跡サイトで「配達局で保留」の状態が続き、心配した友人から連絡が入ったのです。

追跡番号を教えてもらいフランスのクロノポストのサイトで追跡してみたところ「追加情報待ち(Colis en attante d’informations complémentaires)」と表示されていました。

クロノポストのコールセンターに連絡してみると、受取人の電話番号が書かれていなかったため保留になっているとのこと。

電話番号を伝えた翌日には配達されて無事に受け取ることができましたが、電話番号なしでも日本の郵便局では荷物を受理してもらえたし、電話番号がないと届かないなんて聞いていないと友人は言っていました。

EMS・クロノポストのトラブル解決のために知っておくと良いこと

私が日本から送ってもらった荷物がスムーズに届かないときにクロノポストに問い合わせをしていて気づいたことは次の4つです。

荷物が遅い!と思ったら、クロノポストの追跡サイトから確認してみる

EMSは日本の郵便局のサイトとフランスのクロノポストのサイト双方で追跡が可能ですが、クロノポストのサイトがより詳細情報を書いているケースが多いです。

電話番号がなくて届かなかったケースでも、日本のサイトには特に原因がわかるコメントは書かれていませんでした。

トラブルがあった場合には、クロノポストの追跡情報を見てみてください。

コールセンターのオペレーターは当たり外れがある

クロノポストへの問い合わせは、電話がメイン。

ただし、オペレーターの対応の質にはかなりの差があるので、ひどい人に当たった場合には再度電話して別のオペレーターと話してみるのがおすすめです。

私も、インボイスが届いていることを確認するためにクロノポストに連絡したときに、一人目のオペレーターには書類は届いていないと誤った情報を言われましたが、次に当たったオペレーターはしっかり届いていると答えてくれました。

このオペレーター不親切だなと感じたら、長々と話をしないでかけ直してみる作戦が意外と上手くいくことがあります。

Twitterでの問い合わせはやめた方が良い

クロノポストの公式Twitterからも問い合わせ可能ですが、「AIですか?」と思うほど対応が機械的で、平気で間違えた情報も教えてくるのであまりおすすめできません。

通関手続中となっていた荷物について状況を教えて欲しいとTwitterで問い合わせたのですが、荷物は配達中だと誤った情報を教えられて混乱しました。

ちなみに私が過去にTwitterの問い合わせを利用したときは、メッセージを送ってから返信が来るまでに早くて1時間、遅くて3時間くらいかかりました。

追跡情報がアテにならないケースも

税関のランダムチェックに引っかかり、インボイスを提出したその日の夜、なんと追跡サイト上で荷物が翌日配達されるとの表示に切り替わっていました。

インボイス提出後、荷物の配達までは通常3〜7営業日かかるという話をオペレーターに聞いていたので怪しく思い再度コールセンターに確認をしたところ、配達日は税関検査に引っかかった場合でも自動的に当初の配達予定日が反映されてしまうとのことでした。

まとめ

日本からのEMSが税関や配達局で止められた場合の原因と対処法を紹介してきました。

せっかく高い送料を払ってスピード便にしていても、どこかで荷物が止まってしまい原因を解決できないまま何日も経過すると本当にショックですよね。

EMSが税関やクロノポストで保留になる原因は他にも色々とあると思いますが、税関でのランダムチェックや受取人の情報不足なども疑ってみてください。

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