【フランスで空き巣被害】警察への通報から保険請求までの流れを解説

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こんにちは、フランスで生活中のプチポワです。

フランス語で空き巣は”cambriolage”。空き巣はフランスでは全く珍しいことではありません。

フランス人はバカンスを取ると数週間の長期旅行に出かけるケースも多いので、特にその時期を狙って東ヨーロッパや南ヨーロッパからプロの窃盗団がフランスに入ってくるそう。

実は我が家も夏のバカンスシーズン中、海外旅行に行っている間に空き巣の被害に遭いました。

プチポワ

空き巣の恐怖とショックで、楽しかった旅行の思い出も一気に吹っ飛びました・・(泣)

この記事では、我が家の空き巣被害の事例と空き巣に遭ったときに取るべき行動を解説していきます。

我が家の空き巣被害事例

空き巣の時期と時間帯

フランスで最も空き巣が増えると言われているのは、夏のバカンスシーズンの7月〜8月とクリスマスのバカンス期間。

我が家も8月に空き巣被害に遭いました。2泊3日の旅行から帰ってきたところ、玄関の鍵が壊されていて空き巣が発覚。

隣人によると、空き巣に入られたのは平日の昼間の時間帯でした。

空き巣被害に遭ったアパルトマンの特徴

我が家は、オートロック付きの6階建てアパルトマンの最上階。

同じフロアには、我が家のほかに1件ありますが、隣人も同様に空き巣被害に遭いました。

隣人宅は若い女性の一人暮らしで平日は朝から夕方まで仕事に出ています。隣人は仕事で不在、我が家は旅行中というタイミングを狙った犯行でした。

日本では、1階が空き巣被害に遭いやすいと考えられがちですが、フランスでは最上階がとにかく狙われやすいそう。

最上階の住人の不在さえ確認できれば、他の住人と出くわす可能性が低く、泥棒にとっては都合が良いのです。

犯人の侵入経路

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犯人は、我が家と隣人宅どちらも玄関の鍵を壊して家の中に侵入していました。

我が家と隣人宅の鍵やドアノブのタイプは全く別の作りでしたが、どちらも壊して侵入されたので、犯人はどんな鍵でも壊せるスキルを持っているようです・・!

ちなみに、建物入口のオートロックは、2階に入っている病院に行くために住民以外の出入りもあるので、比較的簡単に突破できてしまうオートロックだったと思っています。

空き巣に盗まれたもの

空き巣に盗まれたものは現金(日本円の紙幣15万円)と金のアクセサリー。パソコンなどの電化製品、クレジットカードや小切手帳は無事でした。

アクセサリー類でも、イミテーションのものは盗まれずに残っていたので貴金属の目利きができるプロによる犯行だと推測しています。

現金は紙幣だけ取られ、小銭は残っていました。海外生活を始めるにあたって、急にまとまった金額のお金が必要になるかもしれないと思い、日本から多めに現金を持ってきていたのが裏目に出てしまいました。

次章からフランスで空き巣に遭ったときの手続きの流れを解説していきます。

空き巣に入られたらやること①|警察【17番】に通報

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まずは、警察【17番】に連絡をして、泥棒に入られた旨を伝えます。名前、住所、電話番号を伝え、現場検証に来てもらう手配をします。

バカンス期間は空き巣件数が増えるので、連絡をしてもすぐに来てもらえない可能性も。

私の場合は、18:00に通報し、実際に警察官が来たのが翌日の15:00でしたよ。

「今日中に行きます」が「今日は混んでいて難しいので、明日の朝行きます」に変わり、さらに翌日の午前中のうちに来なかったので再度【17番】に連絡をしたところ「現在、空き巣被害の現場検証は200件待ちなので、時間が読めません」という返事に変わりました。

待ち疲れと空き巣のショックでストレスはMAX・・!

現場検証で回っている警察官からは非通知で連絡が入るので、こちらから直接問い合わせができないというのも辛かったです。

ひたすら待つしかありません・・!

空き巣に入られたらやること②|鍵業者を呼ぶ

現場検証の手配と同時に、鍵業者を呼びます。鍵業者はフランス語で”Serrurier”(セルリエ)。

我が家は鍵が壊されたままドアが閉められていたので、まずはドアを開けてもらい、その上で鍵を付け替えてもらう必要がありました。

空き巣や鍵を持たずに家を出てしまったときなどに対応してくれるSOSの鍵業者に来てもらいましたが、やはり空き巣の多い時期なだけあり1時間待ちました。

家の前にあるカフェで待ちましたが、何が取られているかわからないまま過ごす1時間はものすごく長く感じましたよ。

夜間の場合は、24間営業しているSOSの鍵業者に来てもらうことになりますが、法外な値段を請求されるケースが多いので要注意です。

鍵業者の詐欺による二次被害を避けるためには、

  • 大家さんやアパルトマン管理会社に連絡をして馴染みの鍵業者を紹介してもらう
  • 住宅保険会社に連絡をして鍵業者を紹介してもらう
  • 作業が始まる前に必ず見積書(Devis)を記入してもらう
  • フランス人の知り合いに立ち会ってもらう

などをするのがおすすめです。

我が家の場合は、鍵業者に支払った金額は490ユーロでした。これらの金額は、全額住宅保険でカバーされましたよ。

相手がフランスに不慣れな外国人だとわかると1,000ユーロ以上もの金額を請求されるケースもあるそう。

気が動転しているとなかなか難しいかもしれませんが、鍵業者の選定とやり取りは慎重に行いましょう。

空き巣に入られたらやること③|被害状況をチェック

鍵の交換などが無事に完了したあとは、家の中の被害状況を確認します。

現場検証では、

  • 犯行時間帯
  • 侵入経路
  • 盗まれたものや家の破損状況

を聞かれるので、盗まれたものについては特にしっかり確認しておきましょう。ただし、荒らされた室内は現状維持が基本

クレジットカードが盗まれていた場合には、すぐにカード会社に連絡をしてカードを止めてもらいましょう。

また、できるだけ写真をたくさん撮っておくことで、後の警察官や保険会社担当者とのやり取りのときに言葉では状況をうまく伝えられなくても、写真を見せることで理解してもらうことができたので、写真を撮っておくこともおすすめです。

空き巣に入られたらやること④|警察の現場検証

現場検証には、男女二人の警察官が来ました。

“Rapport d’intervention”(ラポール ダンテルヴァンシオン)という現場検証の記録書類を作成してもらいます。

我が家は、現場検証が翌日になったこともあり、寝る場所を確保するために泥棒に荒らされた部屋を片付けてしまいました。

警察官に「片付けちゃダメよ!」と軽く怒られましたが、書類の作成はしてもらうことができましたよ。現場検証の所要時間は30分ほど。

現場検証は、犯人を捕まえるためというよりは、保険請求をするためにやらなければならないことの1つと捉えていたので、書類さえもらえればOKでした。

犯人も捕まらないでしょうし、フランスの警察官もとにかく被害件数が多すぎで機械的に回っているという印象でやる気が感じられませんでした・・!

空き巣に入られたらやること⑤|警察署で被害届を作成

現場検証で作成してもらった書類“Rapport d’intervention”とパスポートを持って、今度は被害届を作成してもらうために警察署へ行きました。

被害届はフランス語で”plainte”(プラント)と言います。

ここで行くのは、”Commissariat”(コミッサリア)という警察署。住んでいる地域の管轄の警察署がわからなければ現場検証に来た警察官に聞いておくと良いでしょう。

大事なのは、必ず現場検証が終わってから行くこと。なかなか現場検証に来てもらえないからと言って、先に警察署へ行っても「まずは現場検証を受けてから!」と追い返されるだけなので要注意です。

私は現場検証が終わって、すぐに向かいましたが、15:00に到着すると受付の人に「午前中から待っている人たちもいるので今日はもう受け付けられません。明日の朝8:00に来るのがおすすめです」と言われ出直すことに。翌朝8:00に行くとすぐに順番が来ました。

女性の警察官1人と個室に入って会話をしました。

被害に遭った日時、侵入経路、被害に遭ったものの他に、空き巣に入られたときにどこで何をしていたかや、空き巣発覚までの流れなど時系列で説明しました。

細かい被害の状況は写真を見せて対応しました。

被害に遭ったものについてもかなり細かく聞かれましたよ。「ネックレスは金でできていてダイヤモンドの石が1粒付いている」や「盗まれた紙幣は1万円札が◯枚、千円札が◯枚」などの詳細を説明しました。

警察官によるヒアリングは約1時間半かかり、A4用紙4枚分ものボリュームの被害届が出来上がりました。

ちなみに、フランスの警察官は英語を話す人は少なく、現場検証や警察署でのやり取りは基本的にフランス語です。フランス語での対応が難しい場合には、フランス語がわかる人に一緒に来てもらうしかありません。

空き巣に入られたらやること⑥|保険会社に書類提出

不動産の賃貸契約をする際には、フランスでは必ず住宅保険に加入することになっています。住宅保険は、フランス語で”Assurance habitation”(アシュランス アビタシオン)。

残念ながら、現金は保険対象外ですが、アクセサリーや鍵の交換費用は保険対象。

我が家は、メインバンクのBNP Paribasを通して住宅保険に加入していたので、銀行担当者とのアポイントメントを取った上で銀行へ行きました。

持参する書類は、

  1. 被害届
  2. 現場検証書類
  3. 鍵業者の請求書
  4. 住宅保険の保険証券
  5. 盗難に遭ったものを購入した際の領収書や保証書
  6. 盗難に遭ったものと自分が一緒に写っている写真

です。

私は、盗難に遭ったアクセサリーは日本で購入したものだったので、領収書や保証書は用意できませんでした。

ただ、クレジットカードの履歴から購入した日付と金額がわかったのでそれらをメモして持って行きました。

保険請求をしたいアクセサリーと自分が一緒に写っている写真も、盗まれたものが自分のものであることを証明するために必要です。(中には保険を悪用するために他人の領収書まで提出する人もいるそう・・)

銀行の担当者が親切で、これらの書類を渡すと保険請求書作成の手続きを全てやってもらうことができました。

BNP Paribasを通して契約した住宅保険はCARDIF IARDというBNP Paribasのグループ会社のもの。

銀行とのやりとりはスムーズでしたが、保険会社は空き巣被害者で混み合っているのか書類提出後なかなか反応がなく2回ほど銀行担当者から催促をしてもらいました。

3ヶ月後にようやく保険会社担当者が家を訪ねてきて、鍵の交換状況確認や盗難に遭ったアクセサリーに関するヒアリングがありました。

その3週間後にようやく保険金額が確定し、銀行口座に振り込まれました。

保険対象となったものの実費と保険でカバーされた金額は次のとおりです。

実費 保険金額
490ユーロ 490ユーロ
アクセサリー 1,175ユーロ 710ユーロ
保険会社手数料 ▲150ユーロ
合計 1,665ユーロ 1,050ユーロ

鍵は全額補償されましたが、アクセサリーについては購入金額の6割の補償。ここから保険請求の際に必ず引かれる手数料150ユーロを差し引いた金額1,050ユーロが保険金額として振り込まれました。

空き巣被害からここまで4ヶ月間、本当に長い道のりでした・・!

まとめ

フランスで空き巣に入られたときの手続きの流れについて解説してきました。

空き巣に入られると、精神的・経済的ダメージも大きくただでさえ気持ちが沈んでしまうのですが、警察や保険会社とのやり取りなどが複雑で、その上時間もかかるという精神衛生上良くないことのオンパレードでした。

保険が下りて全ての手続きが完了したときには本当にほっとしましたよ。

フランスにはプロの窃盗団が多く存在する以上、一度狙われたらどんなに丈夫な鍵や扉であっても安全とは言いきれません。少しでも空き巣のリスクを減らすためには、防犯対策は必要不可欠です。

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プチポワ

↑こちらの記事では空き巣に入られたあとに取り入れた防犯対策について紹介しています。
参考にしてみてくださいね!

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